・ピロブッシュの位置づれ修正
右リアキャリア上側の圧入ブッシュの位置がずれて、アッパーアームにキャリアがこすれている。
インテグラル神戸の安藤さんに相談したところ、過去100台以上組んできて1台だけ前例があった由。今回は、お願いしてニーレックスのブッシュアジャストスペーサーを取り寄せてもらいました。
ニーレックスのブッシュアジャストスペーサー (ブッシュ両端の白い樹脂)
ずれたブッシュを元の位置に戻すと写真の状態になってキャリアとアッパーアームを組めません。ので、ロアアームのカムボルトを回して合う位置にキャリアを動かして組み付けた後、カムボルトを戻します。
ロアは台形アームなので、キャリアはロアアームに対してロアアーム先端の軸回りの回転方向だけが自由。フルピロで、大きくトーイン調整したり、サスメンに大きな歪みがある場合、ロアアームが描く揺動軌跡とアッパーアームが描く揺動軌跡が干渉してキャリアは上下できなくなってしまう (フロントはナックルの上下がボールジョイントなので、アッパーボールジョイントとロアボールジョイント間の距離が一定の関係を保って両アームそれぞれの回転軸回りに揺動するからフルピロにしても何も問題ない)。
このことは、カムボルトを回してロアアームを動かしてみると解る。あるところから、重くなってカムボルトを動かせなくなるんだ。
リアは、入力荷重が大きいロアアーム側だけをピロにして、アッパーアームはゴムブッシュ (インテグラル神戸にはハーフブッシュコースというメニューがある) にしたり、hideさん@R-Junkieみたいに、リアキャリア上側だけはウレタンブッシュ (hideさんはマルハのトーコンキャンセラー) にする方がよいと思える。しばらく現状で様子をみて、問題が出てきたらまた考えよう。
・アライメント調整
リアトーインはトータル6.8mm→基準値の3mmに戻した。
キャンバは、ロアアームのカムボルト目盛りを前後とも4目盛り回して以下の値になった。
フロント L 1°50' / R 1°20' ave. 1°35' (←コチラは先回のまま。再測定のみ)
リア L 2°55' / R 3°08' ave. 3°00'
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