2007/08/30

Sr.2 のスロットルボデーに交換

時代遅れの話題かとは思いますが、過去にあまりいい評判を聞かない NA8 Sr.1 の非線形スロットル。
特性の違いがいかほどのものか確認してみたくて、Sr.2 のスロットルボデーに交換してみました。


上:非線形スロットル/下:線形スロットルボデー

線形スロットルボデーは、はちまるさん@福井 "幌っとOUT" から頂戴したもの。
ビッグスロットル加工されたものではなくて、全くのノーマル品。


まず、インテークダクトを外して

ボデー下部に、冷却水が来ているホースが2本あって、ホースを抜くと冷却水が出てくるので、2人で作業できる場合は、すかさず指で押さえてもらうと、ほんのちょっとの流出で済みます (水温を冷やしてから作業しないと火傷するから注意)。

1人で作業するときは、ホースに差す栓を準備しておくとよいと思います。

今回は、はちまるさんが手伝ってくれたので、冷却水はほとんど出ませんでした。
いつも、ありがとうございます。ターボ付けるときは手伝いに参上します(笑)>はちまるさん


サージタンクの中は結構黒い・・・

ガスケット (金属製) は、シール剤も塗らずにそのまま再使用しました。今のところ、問題なし。


アクセルワイヤー BKT の形状の違い (左:非線形用/右:線形スロットル用 305円也)

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スロットル交換後は、アイドル調整



まず、サーモスタットが開く位まで充分に暖気し、冷却水リザーバーのレベルが下がってきたら補充。

エンジンを回転させたままの状態で、ダイアグコネクタの TEN 端子と GND 端子をペーパークリップとかで短絡してテストモードへ。そしてアイドルスクリューを回して 850rpm を狙って調整 (右へ回すとアイドル回転数が下がる)。そのままクリップを抜いて終了。(追記:ボンネット裏に調整要領を書いたラベルが貼ってあったことに後日、気付く)

ところで、タコメーターの 1000rpm 以下の1目盛りは何回転なのだろう?

ファーストインプレッション

アクセル開き始めのゲインが過敏というのが第1印象 (アクセルワイヤーの遊びを少なめにしたことも影響しているかもしれません)。発進する際、クラッチをつなぐ時に回転を上げ過ぎてしまいがち。

踏み始めのアクセルペダルストローク - アクセル開度の特性は、なかなか慣れない位に違います (テカテカの圧雪路なら非線形スロットルの方が断然発進しやすいだろう、と想像します)。

でも、わざわざ買ってまで交換するほどの部品ではないかな、という印象です。
それぞれの特性に慣れてしまえば、どちらでもいいかなと思います。

しばらく、このまま乗ってみて、気付くことがあったらまた追記します。

<2007.9.6 追記>
アクセルワイヤーの遊びを増やしたら (調整ネジ半ピッチ分)、乗りやすくなりました。</追記>

作業要領メモ

復元していたら、スロットルボデー行きのホースとハーネスがあちこちで他の部品と接触。
作業前に、元の経路をメモする、あるいは写真を撮っておくといい。
この数年、記憶力の低下が著しい(汗)。

2007/08/23

ねじ3題

自分の体を錆びつかせていることは棚に上げ、愛車の錆びたボルトを交換。

口は悪いが運転はうまい僕のドラテクインストラクター liquidfinger から聞いたねじ専門店『ネジックスワン』でボルトを調達。

小物のボルト類の小売り単位は袋売りでドキッとしたが、1袋100円位と聞いて安心。ホームセンターよりもずっと安いと思う。店の方に「こんなのが欲しい。」と言えばすぐに探して出してくれた。ホームセンターでは手に入りにくい高強度ボルトや細目ピッチねじも置いてありそうだ。


1028 のロールバーとピラーを繋ぐ部分

サーキットで増し締めする度にボルトが回転する困った部位。外して見ると座面のアルミ材が陥没 (ioi)。アルミを締めるにしてはボルト座面の径が小さすぎたみたい。

焼きが入った厚めのワッシャをかまして、錆びていたボルトは (趣味ではないのだが) メッキボルトに交換。

memo: M8 P1.25 L=30 → L=35 + washer D17.8 t2.0


こちらも錆び錆びだったロールバー側のボルト。細目ネジだけど在庫していた。

memo: M12 P1.25 L=54 → L=50


シフトレバーの上に小さなワッシャを置いて・・・

最近は丁寧なシフト操作の練習用に軽めの 1028 シフトノブを使ってますが、本来は後ろに来るべきノブの縫い目が明後日の方を向いてました。そこで、RSRさんの記事 を真似て、ワッシャの枚数でノブの止まる角度を調節です。Nice idea!

さて、週末から稲刈りシーズンに突入。体の錆を落として参ります (汗。

2007/08/19

デフファイナルを 4.3 に

デフを念願の 4.1→4.3 に組み替えました。溶けるような暑さで、もうヘロヘロ。


茶毛@R-Junkie から譲り受けた NB末期デフ

茶毛組替トルセン+ノーマルマウントゴム。
走行 20,000km らしく、すごく奇麗。ありがとね>茶毛くん。

今回は作業性を考えて、馬の高さは過去最高の 40cm。
最初に前を程々の高さに上げて馬を掛け→後ろを 40cm まで上げて馬掛け→前を 40cm まで上げ馬掛けしたんですが、地震来たらどうしようと不安を覚える光景ではあります。

デフを載せる際は、ジャッキの上のデフの座りが良くないので、二人以上で作業すべきと思います。でも家族全員留守だったので、フロア下にもぐってデフの位置を誘導しつつ、足でジャッキレバーを操作してデフを上昇。さすがに下降は足では無理でした(笑)。

作業手順は溺愛!ロードスターのページがとても参考になりました。ナガヤスさん、ありがとうございます。


最大の難関は、デフと PPF を勘合させるためのスリーブ (赤矢印の部品) を如何に下げるか。

スリーブが錆ていて、かなり難航した末、ナガヤスさんの方法でどうにか抜けました。スリーブの内周下方にはスリーブを下げる作業用のネジが切ってあったが (このネジのおかげで抜けた)、NBデフに付いて来たスリーブにはこのネジがなかった (追記:NA の途中からネジが無くなったらしい)。 錆びたら抜けないのではないだろうか・・・と言いつつ、NAのスリーブは次回はもう抜けないと思われるほどに錆てたので NB のスリーブに防錆油を塗って組んだ。

古い車両の場合、スリーブ抜き用のボルト (M14 P1.5。座面からの長さ最低 100mm+手で握る分として 80〜100mm。ねじ部は 15mm もあれば可。フロントのアッパーアームのボデー側ボルトが使えるみたい) と NA用新品スリーブ (ねじ付が入手できるか確認要) を準備しておいた方が無難。ダクロと思われる塗装がはげて錆たスリーブを再使用すると間違いなく錆固着して、次回の取り外しに苦労する。

ちなみに、デフの横に写っているスペーサーをデフに固定するボルトは NB では前側の一本だけに変更になっていた (デフ側にねじ穴がない)。

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トラブル1
ドライブシャフトのブーツに空いたキレツとフランジ側キャップ部からグリスが飛散してました。

それから、両輪とも、フランジ部を切り離した途端、このキャップがポロンと抜け落ち、グリスが流出して焦りました。これで正常なのだろうか? これなら、一本ものの NBシャフトの方がいいような。写真はグリスを拭き取ってキャップをはめた後です。


トラブル2
調子が良くないトルクレンチを使ってオーバートルクで締めてしまい、矢印のネジをなめてナットが抜けなくなってしまった。ああ、困った。

夕方、強烈なにわか雨に降られて馬を掛けた状態で撤収、今日はテストドライブ出来ず。
ファイナルギア比 5% の違いは如何に・・・ムフフ、楽しみ。


- 以下、追記 -

秘密工場で潰したナットの取り外し。ベルトサンダーでナットの肉を落とし、タガネでガンガン。リフトと電動工具とプロの腕をもってしても1時間。幸いスタッドボルトの下側のねじが数山生きていて、ワッシャ数枚を挟んでナットで締めることができた。

ドライブシャフトはオーバーホールして新品ブーツに交換。

2007/08/07

サーキットシェイクダウン

エンジン修理後 2,300km 近く走り、ついにサーキットに戻って来ました (T.T)


(photo by Hana)

鈴鹿ツインサーキットの Project1。
先回、エンジンが息絶えたここを走って、修理前後のタイムを比べてみたかったんだ。


Best lap 1'13"496

修理前のベストは 1'14"199 でしたから、0.703秒の短縮。

とても気持ちよく吹けてくれます。修理前はストレートの半分のところで liquidさんに抜かれていたのが「追いつくけど抜けない(liquidさん談)」くらいになりました。


100m看板直前での車速比較 (左:修理前/右:今回)。今回の方が 2km/h 程速い。

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今回のテーマは「突っ込み過ぎに注意して、早めにアクセルを開けられるようにすること」で、今までで一番、力を抜いて走れた気がします。コテージ酔での反省会で車載ビデオを、兄ちゃん (すっかり世話になっちゃた。ありがとう。)、liquidさん、山"光"さん、はなちゃんに見てもらいました。が、

「・・・」

「ん〜。攻めてる?」

言われてみれば、僕の車載映像からは「タイムを刻んでやる!」という「気合い」を感じられなかった。兄ちゃんの車載の迫力とは明らかに違う。

次は、気合いを入れつつ、力み過ぎない走り・・・で頑張ってみます。

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memo

気温30℃位、曇天、連続で5周ほど走行後の温度

ウォーニングランプ設定温度を油温115℃/水温105℃にし、ランプが点いたらクーリングした結果。エアコン付ならオイルクーラーは必要だと思う。

燃料残量約 14L (燃料計 E の位置から) でフルコース50分 (28ラップ、52km) を走行後、E を振り切ってマイナス2L。これでも息つきはなかった。約16L消費、燃費約3.2km/L。

ストレート全開加速中の A/F = 12.4