材料 :15×30 t2.0mm のアルミアングル
売っていれば 15(or 20)×40 t2.5mm あたりが丈夫でよろしいかと思います。
リム直径 :386mm(RP-F1 14"の実測寸法)
ゲージ全長:450mm(16"ホイールまで使えるようにするには、もう少し長さが必要です)
キャンバー角 β は、
B = A / cosβ x sinβ = A x tanβ ・・・式(1)
の関係から、
β = アークタンジェント (B/A) ・・・式(2)
で求まります。
寸法Bをmmスケールで読んで、式(2)で計算すればよいのですが、直接キャンバー角が読めるように角度目盛りを付けました。
アングル幅30mmの中でキャンバー角4°まで測定できるようにしたかったので、 β=4°のときの寸法Bを28mmとしました。β、B寸法を1°ごとに次式に代入してみると、
A = B / tanβ ・・・式(3)
β 必要寸法A
1° 401.03mm
2° 400.91mm
3° 400.70mm
4° 400.42mm
となり、A=400.7mm にすれば4°以下の範囲なら±0.1%以内の誤差に収まります。
なお、A=572.5mmにすれば、キャンバー角1°あたりのB寸法が10mmになって、キャンバー角専用の目盛りを付けなくても、トー角測定目盛りでキャンバーを読みやすくなります。ただゲージ全長が長くなってしまうのと、4°まで測定するにはアングル幅40mmが必要です。
キャンバー角目盛り部拡大
湿度に弱そうではありますが、Excelで10分単位の目盛り線を描いてラベルシートに印刷してゲージに貼り付けました。その上からセロテープを貼ってあります。
キャンバー角の測定方法はご覧の通り
トー角の測定は、ぶちょさんのプライベーターのためのアライメント測定法1 (改訂版) が詳しいです。
camber (ロッカー高) 測定値メモ
LH | RH | |
Front | 1°50' (104.5mm) | 1°45' (103.0mm) |
Rear | 2°10' (108.0mm) | 2°05' (107.0mm) |
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